Date:2006/11/08

 全国初!市バス850台に
    事故記録器(ドライブレコーダー)を導入へ

「ヒヤリ・ハット」の瞬間を記録できるドライブレコーダー搭載で
交通事故防止と運転手の安全意識向上へ期待

ドライブレコーダー(ビデオカメラ)はバスの前方や社内に向けて設置。
事故発生時や急ブレーキをかけた際の衝撃を感知し、映像で記録できるもの。

杉田市議は11月7日、交通水道委員会で質問し、ドライブレコーダー導入が実現します。

交通水道委員会  平成18年11月07日
質問&答弁 (一部抜粋)

●杉田忠裕委員:
平成16年度の死亡事故の件数が4件ということですが、その原因は何か教えてください。また、その事故を起こした乗務員に対してどのような指導及び処分を行ったのかおたずねします。
●交通局:(中略)本件事故を惹起させた乗務員の処分については、その事故の発生状況等を踏まえ、”停職15日”の処分としました。
●杉田忠裕委員:処分が停職15日ということですが、民間のレベルに比べて甘いような気がします。交通局として、重大事故の防止策としてどのような取り組みを行っているのかおたずねします。

●交通局:事故の再発防止策については、その事故の状況並びに原因究明を行うことが極めて重要であることから、事故を惹起させた乗務員に対して、営業所帰所後、直ちに運行管理者に報告させ、指導し十分反省させるとともに、運転手自身が原因や再発防止策を熟慮し記録させる「事故に関する申立書」を、平成16年度から提出させることとし、新たな再発防止に取り組んでいます。また、市民・利用者の生命を預かる公共交通機関としての自覚のもと、当然のことながら様々な事故防止策にも取り組んでいます。具体には、日常的な安全指導としての始終業点呼や、週1回の特別点呼による教育はもちろん、◇管理職員による添乗指導◇ビデオを活用した視聴覚教育や、実車等を用いた体験・実践できる事故防止特別研修などを定期的に実施し、また、春・秋の交通安全運動期間には、大阪府警の所轄係官を営業所に招き、「安全運転講習会」を開催するなどして、事故防止の徹底を図っています。

●杉田忠裕委員:お聞きすると、精神面・ソフト面の指導・研修に頼っているというのが、私の印象であるが、何かハード面での事故防止策はないのですか。交通局では、国土交通省の交通事故抑制効果等の調査分析の協力要請を受け、市バス25両にドライブレコーダーを搭載していると聞いています。これは、バスの前方や車内に向けてカメラを設置し、事故発生時の衝撃を感知して前後の映像や速度等のデータを記録する装置ですが、その効果についてはどのようなものか、お答えください。
●交通局:当局では、国土交通省よりの協力要請を受け、平成18年1月23日〜3月20日の間、市バス25両に映像記録型ドライブレコーダーを搭載し「平成17年度 映像記録型ドライブレコーダーの搭載効果調査」に協力したものである。その際の記録された映像については、この調査に関して国土交通省の委託を受けた(財)日本自動車研究所へ提出していたために、当局においてその映像を活用した指導・教育に用いることは不可能であったが、調査期間中に搭載車で起こった有責事故は発生しなかったとの報告を受けており、ドライブレコーダーを搭載することで一定の事故抑止効果はあったものと考えられます。
●杉田忠裕委員:具体的な数字はまだ出ていないようであるが、抑止効果は十分期待できるとのことであります。来年市バスは850両程度ということなので、市バス全車両に設置するとすれば、費用はどのくらいかかるのか教えてください。

●交通局:ライブレコーダー1台当たりの費用は、機種にもよるが、およそ14万円程度と聞いており、市バス全車に搭載すると、約1億2千万円の費用がかかると想定されます。

●杉田忠裕委員:1億2千万円程度ということです。この程度の費用で痛ましい死亡事故が、減らせるものならば安いものだと思います。早速来年度からでも市バス全車両に設置するべきであると考えるが、それについての考えをおたずねします。

●交通局:事故防止に関する取組みについては、先程ご説明申し上げたとおり、ソフト面においては様々な取組みを行ってきているところであるが、委員ご指摘のように、ハード面における事故防止策も重要であると認識しています。ドライブレコーダーの搭載効果については、事故抑止効果だけでなく、事故惹起時の詳細な映像や事故には至らなかったヒヤリハット時の映像、車内における乗客の動向などを、運転手個々への指導や事故防止研修に用することで効果を発揮するものと考えています。このようなことから、今後、技術的な開発状況も注視しながら、その活用方法も十分見極めつつも、委員ご指摘のとおり、このような痛ましい事故を徹底的に防止するためにも、全市バス車両を対象としたドライブレコーダーの搭載拡充について検討してまいりたい。

●杉田忠裕委員:検討をしていただけるとのことですので、ご遺族の思いに答える意味からも、ぜひとも、来年度から設置していただくよう、強く要望しておきます。

朝日新聞11月8日付
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読売新聞11月7日付
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